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舌の癖とは?

日常生活の中で、夢中になってゲームをしたりテレビを見ているとき時に、口をポカーンと開けて上下の歯と歯の間に舌が出ていたり、飲み込む時に舌を前に押すような動きをする事は有りませんか?これを舌癖(ぜつへき)と言います。
舌癖があると、いつも舌は前歯を触っていたり、低い位置にあります。飲み込む時に前歯を強く押してしまいます。また、サ行、タ行などが舌足らずな発音になる事もあります。
いつも口をポカーンと開けていると、唇や口の周りの筋肉が弱くなり、外側から歯並びを押さえる力がありません。

このように舌癖があると、
前歯の歯と歯の間が開いてしまったり(開咬)
上の前歯が前に出てしまったり(上顎前突)
下の前歯が前に出てしまったり(下顎前突)
など、歯並びに大きな影響を及ぼします。

開咬
開咬
上顎前突
上顎前突
下顎前突
下顎前突

その他以下のような舌癖がないか確認してみましょう。
上の前歯を押し出す癖 上の歯全部を押し出す癖
下の前歯を押し出す癖 上下の歯を押し出す癖
上下の噛み合せを開ける癖 上下の噛み合せを深くする癖
横の噛み合せを片方だけ開ける癖  


どうして舌癖になるの?


鼻の病気や、喉の病気で、いつも口を開けて息をしている。
→口で息をすると唇の力が弱くなります。舌はいつも低い位置に有り、上顎につける力が弱くなります。
 

舌の裏のひもが短い
→舌を上顎に付けることが出来ません。
 

指しゃぶりをしている
→前歯に隙間が出来て舌が出やすくなります。

◆正しい舌と口唇の安静位イメージ
舌はリラックスした状態で、上顎にぴったりとはまり込んでいる。(前歯を触っていない)
唇は軽く閉じ、鼻で呼吸する。この時奥歯は噛まない。

参考文献:写真『口腔筋機能療法(MFT)の臨床』より


◆直す必要のある癖
以下のような癖を直していくトレーニングをすることで、舌癖を直していくことができます。
指しゃぶりをする 喉の病気がある(扁桃肥大・アデノイド)
爪を噛む 舌の動きが悪い
口を開けて呼吸をする 舌のひもが短い
噛む筋肉が弱い 喉の筋肉が弱い
唇に力が無い 発音が悪い(サ行・タ行・ナ行・ラ行)
鼻の病気がある(アレルギー性鼻炎・慢性鼻炎・蓄膿症)

当院でのトレーニング結果

舌のトレーニングのみを行いました
当時8歳小学生の女子
トレーニング開始前
       
約2年後 トレーニング終了後
       

この患者さんは、とてもよくトレーニングをしていました。それだけではなく、普段から正しい舌と唇を意識していました。
毎月の来院時には驚く程の成果が出ていて、本人もさらにやる気が増し、トレーニングに励んだようです。



矯正治療と舌のトレーニングを行いました
当時16歳高校生女子
トレーニング開始前
       
約3年後 トレーニングと矯正治療終了後
       

この患者さんは、とても舌癖が強く、始めた頃はなかなうまく出来ずにいました。しかし、歯並びを綺麗に保つ為にと諦めずにトレーングを続け、約3年かけて終了しました。トレーニング終了後も正しい舌と口唇を気をつけているので、今でも綺麗な歯並びを保っています。



当時11歳小学5年生女子
初診時(舌癖の説明をしました)
       
トレーニング開始時(トレーニング前なのに隙間が閉じてきています)
       
トレーニング開始半年後(矯正ではまだ隙間を閉じる力をかけていません)
       
約3年後 矯正治療とトレーニング終了時
       

この患者さんは初診時の説明で舌癖の事を知り、その日以来前歯を触らないように意識していました。なので、トレーニング開始時にはかなり前歯の隙間が閉じて来ていました。
とても熱心にトレーニングしていたので、半年後には矯正での閉じる力をかけていないのに前歯が当たっています。
矯正終了後も、正しい舌と口唇を意識していますので、綺麗な歯並びが保たれています。

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