日常生活の中で、夢中になってゲームをしたりテレビを見ているときに、口をポカーンと開けて上下の歯と歯の間に舌が出ていたり、飲み込む時に舌を前に押すような動きをする事は有りませんか?これを舌癖(ぜつへき)と言います。
舌癖があると、いつも舌は前歯を触っていたり、低い位置にあります。飲み込む時に前歯を強く押してしまいます。また、サ行、タ行などが舌足らずな発音になる事もあります。
いつも口をポカーンと開けていると、唇や口の周りの筋肉が弱くなり、外側から歯並びを押さえる力がありません。
このように舌癖があると、
前歯の歯と歯の間が開いてしまったり(開咬) |
上の前歯が前に出てしまったり(上顎前突) |
下の前歯が前に出てしまったり(下顎前突) |
など、歯並びに大きな影響を及ぼします。
その他以下のような舌癖がないか確認してみましょう。
舌はリラックスした状態で、上顎にぴったりとはまり込んでいる。(前歯を触っていない)
唇は軽く閉じ、鼻で呼吸する。この時奥歯は噛まない。
参考文献:写真『口腔筋機能療法(MFT)の臨床』より
以下のような癖を直していくトレーニングをすることで、舌癖を直していくことができます。
口で息をすると唇の力が弱くなります。舌はいつも低い位置に有り、上顎につける力が弱くなります。
舌を上顎に付けることが出来ません。
前歯に隙間が出来て舌が出やすくなります。
この患者さんは、とてもよくトレーニングをしていました。それだけではなく、普段から正しい舌と唇を意識していました。
毎月の来院時には驚く程の成果が出ていて、本人もさらにやる気が増し、トレーニングに励んだようです。
この患者さんは、とても舌癖が強く、始めた頃はなかなうまく出来ずにいました。しかし、歯並びを綺麗に保つ為にと諦めずにトレーニングを続け、約3年かけて終了しました。トレーニング終了後も正しい舌と口唇を気をつけているので、今でも綺麗な歯並びを保っています。
この患者さんは初診時の説明で舌癖の事を知り、その日以来前歯を触らないように意識していました。なので、トレーニング開始時にはかなり前歯の隙間が閉じて来ていました。
とても熱心にトレーニングしていたので、半年後には矯正での閉じる力をかけていないのに前歯が当たっています。
矯正終了後も、正しい舌と口唇を意識していますので、綺麗な歯並びが保たれています。
日本矯正歯科学会
専門医・指導医・認定医
指定臨床研修機関
茨城県石岡市歯科医師会
茨城県知事指定自立支援医療機関
(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
(茨城社会保険事務局認定)
院長:横川 早苗
