茨城県石岡市 社会人、女性 ・叢生(八重歯・乱ぐい歯)  ・過蓋咬合 

      2020/11/08

患者さまの情報

管理番号 36
ご住所 茨城県石岡市
主訴 上の前歯のでこぼこを治したい。下の前歯が見えないのを治したい。笑うと歯茎がたくさん見えるのを治したい。
診断名 骨格性上顎前突 過蓋咬合 上顎前歯舌側傾斜 叢生 下顎両側側切歯先天性欠如
年齢 28歳 女性
使用した装置 パラタルバー、リンガルアーチ、歯科矯正用アンカースクリュー、マルチブラケット装置
抜歯部位 上顎両側第1小臼歯抜歯
治療期間 3年2か月間
治療費 624000円(精密検査料・診断料を除く。税別)
リスク・副作用 歯根吸収のリスクがあります。
矯正治療の一般的なリスクはこちらをご覧ください

ドクターからのコメント

この患者様は、上顎前歯を上方へ大きく移動できたため、気にされていた“ガミースマイル”(笑った時に上の歯肉がたくさん見える状態)も改善され良好な結果が得られました。
歯を上方へ移動することを「圧下」すると言います。圧下する際に私たち矯正医が一番心配するのが歯根吸収(歯の根が短くなること)です。
上顎前歯に圧下力を加えている時は、定期的に上顎前歯のレントゲンを撮影し歯根吸収が生じていないかどうか確認しながら、通常よりも弱い矯正力を適用しながら上顎前歯を圧下していきます。
本症例では、若干の歯根吸収が生じましたが、問題となるような吸収は生じずに治療を終えることができました。
このようなケースでは、お食事時以外も上下の歯を軽く接触している”上下歯列接触癖”を伴っていることが多く、上下歯列接触癖が改善しないと矯正治療後もだんだんかみ合わせが深くなるとともに上の前歯が前突してきて隙間があいてくることがあります。
上下歯列接触癖についてご説明し、お食事時以外は歯を離すようにお願いしました。

治療経過

初診時

初診時の状態です。

 

 

治療経過1

動的治療開始

 

 

治療経過2

 

 

治療経過3

動的治療終了。

 

 

治療後

 

治療前後まとめ

治療前

 

 

治療後

 


矯正歯科治療のリスク・副作用

  1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  16. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
  19. 外科矯正治療の場合、下記のリスクがあります。
    • 全身麻酔下での手術、そして入院が必要です。
    • 手術後、出血や感染がおこることがあります。
    • 手術後数か月間開口障害が生じます。
    • まれに知覚鈍麻が残ることがあります。
    • 顎離断術施術後約1年後に抜釘を行うために入院・手術が必要になります
  20. 歯科矯正用アンカースクリューを使用する場合、下記のリスクがあります
    • まれに歯科矯正用アンカースクリューの破折・動揺・脱落が起こることがあります。このような場合、アンカースクリューの再埋入を行うことがあります。
    • まれに歯科矯正用アンカースクリューの埋入により、歯科矯正用アンカースクリューと歯根が接触したり歯根損傷が起こることがあります。
    • まれに歯科矯正用アンカースクリューの埋入により上顎洞や鼻腔に穿孔することがあります。
    • まれに歯科矯正用アンカースクリュー周囲の歯肉に炎症が生じ、歯肉が発赤腫脹することがあります。
    • まれに歯科矯正用アンカースクリューと口腔粘膜が接触し、口内炎ができることがあります。
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横川矯正歯科

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