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インプラントを利用した矯正治療について

歯は動くものです。しかし矯正治療を行なう際、全ての歯が動いてもよいという症例だけではありません。この歯だけは初めの位置にとどめて置きたい、移動してほしくないという場合がよくあります。奥歯によく見られることなのですが、このような場合、患者さん御自身に、お口の中に一日中(通常食事、歯みがき時以外)輪ゴムをつけて頂いたり、夜間就寝時を含め8時間以上ヘッドギアを装着して頂いたりして奥歯が前方に移動してくるのを抑えます。これらは、患者さんの負担になるばかりでなく、術者サイドとしても患者さんの協力を得られなければ治療目標の下方修正や治療期間の延長を余儀なくされ、患者さんと術者の両者にその治療結果に対する不満が残ってしまいます。

 このようなことを出来るだけ回避するために、最近新しいカテゴリーの(矯正治療における)歯の固定法が開発されました。現在色々な研究がなされたくさんの結果が出ています。
当院では、マイクロインプラントアンカレッジシステム(MIA)スケレタルマキシマムアンカレッジプレート(SMAP)を使用しています。
 MIAもSMAPも歯を支えている骨(歯槽骨)にチタン合金製のピンやプレートを植え込み、そこからゴムなどによりワイヤーを後方に牽引することにより、奥歯が前方に移動するのを抑えます。

 MIAは、細い木ねじのようなチタン合金製のピンを歯槽骨に植え込むので、外科的侵襲が軽度で異物感も少なく利用終了後の撤去も容易です。しかし、SMAPほど強い矯正力はかけられません。

 一方SMAPは、MIAよりも強い矯正力がかけられるので、歯をその位置に保持するだけでなく、奥歯をさらに奥に動かすなど歯をたくさん動かすことが可能です。従いまして、従来であれば、外科矯正適応の患者様もSMAPを利用することにより矯正治療のみで治療が可能な場合も出てきました。しかし、T字型やY字型のチタン合金製プレートを顎の骨にピンで留める形式なので、外科的侵襲が大きく異物感も大きいという欠点があります。

 当院では、患者様の日常生活の様子をお伺いし、ヘッドギアやゴムかけができないようであれば、上記について十分御説明し、御納得いただいたうえで患者様に適したインプラントを選択しています。

《インプラントを利用した矯正治療の場合の矯正治療費》
MIA 通常の矯正施術料
(追加料金はありません。)
SMAP 1本84,000円〜105,000円
(小川町国保中央病院口腔外科にて施術してもらいます)

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